原付を買う時の話
前回、バイクの区分についてのあれこれについてお話しました。
お暇でしたらぜひご覧ください。
今回はその中で軽くしか触れなかった
原付バイクを買う時のお話を少ししたいと思います。
原付の制度
前回のお話でも触れていますが、原付というとやはり50ccまでの
原動機付自転車
というイメージがすごく強いと思うんですよね。
免許上はそれで合ってるんですがね。
ですが、登録上は125ccまでのバイクを原付と括られており、登録機関もすべて管轄の地方自治体となります。
例えば、〇〇市XX町とかなら基本的には〇〇市役所での登録となります。
しかし、〇〇市△△区XX町 となると、市役所ではなく、区役所での登録となりますのでご注意ください、って当然かw
登録方法について
原付の登録は非常に簡単。
もう自分で行かない理由がないくらい簡単。
住民票とるのとどっちが難しいかな・・・?ってくらい簡単。
各地方自治体には原付登録用の用紙が用意されていて、以下の項目を書くだけです。
- 旧所有者もしくは販売者
- 新所有者
- 新使用者
- バイクの車体番号、メーカー、排気量、年式
これだけです。
1の旧所有者及び販売者に関しては、その方に押印と署名をしてもらう必要があります。
例えば販売者をバイク屋だとすると、お店のスタンプと会社印が押されることとなります。
いずれにしても旧所有者に先に書くとこ書いてもらって、提出時に名前と住所書いて押印するという流れですね。
登録の費用
登録の際、登録をお店に任せるか、自分で行くか という選択肢が与えられます。
お店に登録を任せると、だいたいですが5,000円前後の費用が掛かります。
自分で行けば、販売証明書代として1,500~3,000円前後の費用となります。
たったそれだけ?とお思いの方も中にはいるかもしれませんが、それはこのあとのお話につながりますので少々お待ちくださいw
で、この金額をどう見るか?というお話になるのですが、ここまでで皆さんはどのように感じましたでしょうか?
私なら、というスタンスで言うならば、
自分で行く方がいいな
という答えになります。
その理由についてしたためたいと思います。
原付の中での違い
さて、原付といっても、ナンバーが3つに分かれています。
- ~50cc 白ナンバー
- ~90cc 黄ナンバー
- ~125cc 桃ナンバー
とくに50ccまでに関しては、道路交通法上に大きな制限が付きます。
そう
- 制限速度30km/h
- 二段階右折
- 2名乗車の禁止
90ccや125ccであっても、一部バイパスの走行不可。高速道路の走行不可。といった制限はありますが、上限60km/hまでOKという括りに入ります。
さぁこの50ccバイクにおける制限をよく覚えておいてください。
登録の区分と免許の区分によるポイント
登録方法について、でお話した通り、原付(~125ccまでのバイク)の登録には、軽二輪や小型二輪と違い、現状の登録証や車検証といった
車両の諸元(馬の骨)を示す書類の提出が不要である
というのがポイントになります。
さて私のように大型自動二輪運転免許、普通自動二輪運転免許、小型自動二輪(原付二種)運転免許がある方はおしなべて
50cc~125ccのバイクも運転してよい
ということになっていますね。
AT限定とかはありますけどもね。
で、これはバイク屋次第になることなんですけども
というか、旧所有者次第なんですが
例えば50ccのバイクを買った(譲ってもらった)として、排気量欄を空欄のままもらうことができれば、
90ccと書いて役所に提出することで・・・
黄色いナンバーがもらえるんです。
登録の際に、実際に排気量を計測したりはしないわけですよ。
当然車検も無いからあとあと調べられることもない。
警察さんにインタビューされるとすれば、逆のパターン(125ccなのに黄色ナンバーとか。)でしょうかね。
PCX125ってデカールが貼ってあるのにナンバー黄色かったら俺が警察だって止めますよw
運用の責任
とはいえ、運用についてはグレーな部分もあると思いますので
あくまでも
黄色ナンバーもらえるよ
っていうお話であって、実際にもらって使うかどうかはご自身の責任において運用してくださいねw
いや当たり前ですけどね。
自己責任です。
桃色ナンバーになると税金も僅かに上がってくるので、逆に125ccのバイクを90ccだと偽って登録すると、税務上アウトということも相まってきますからね。
そう、脱税ですね。
ちなみに50ccと90ccでは、今のところ税制は同じようです。
まとめ
30km/hの制限を受けない、二段階右折の不要、2名乗車可能
もし私が50ccのバイクを譲り受けたら自分で登録に行く
という理由が以上です。
いや、そもそも、買うなら最初から桃ナンバー車買いますけども、こういう仕組みで登録されるんですよ、っていうお話でしたw
とはいえグレー。運用にはご注意いただきたいのと
原付とは呼ぶものの、50ccを超える原付は別途免許が必要であることは忘れずにいてください。
そこをすっ飛ばしてしまうと
シンプルに道路交通法違反
ですのでw
というわけで今回はこの辺で終わりたいと思います。
ではでは!